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特別編「鈴の雫」5月16日劇場公開!&同時上映で「棘のみち」も公開!あらすじも更新! 蟲師 続章

此花(このはな)です。

今回は蟲師 続章の「鈴の雫」の劇場上映の日にちなどの詳細情報が公開されたので、それについて書いていきたいと思います

まず、上映情報から


5月16日(土)により劇場上映

上映館情報―
北海道 ディノスシネマズ札幌劇場
関東 東京都 新宿バルト9
シネ・リーブル池袋

神奈川県 横浜ブルク13
千葉県 京成ローザ10
埼玉県 MOVIXさいたま

愛知県 109シネマズ名古屋
大阪府 梅田ブルク7
広島県 広島バルト11
福岡県 T・ジョイ博多


公式サイトはこちら
http://www.mushishi-anime.com/theater/


静岡ないじゃん!
これやっぱり、少しの映画館でやるのかな…?
後から更新される可能性もあるけど、分からん…。

見たいアニメが近くの映画館でやってないことは……
夏目友人帳の映画もそうだった気がする。
でも、近くの映画館、銀魂のライブビューイングとか、に選ばれるんだよな。

なんか東部の静岡市とかの方がありそうなのに、何故なのかは疑問だけどね。
アーティストのライブとかは東部の方が多いんですよ、静岡県は
だから、期待したいのだが!

どこまで蟲師が人気があるのかわからないから、何と言えない…。
銀魂の映画とかは見に行ったりしたから、見に行きたい!

映画の情報が出たから、久しぶりに「蟲師」サイト覗いたら、
「鈴の雫」のあらすじが上がってて驚いた。

特別編「鈴の雫」
あらすじ
ヒトから生まれ、ヒトとは成れぬ事を定められたモノが在った。
摩滅しゆく心に灯るは無数の光──己を取り巻く総ての生命という輝き。
往くべき処を悟るモノ、還るべき温もりを示す者。
其々が其々の”生”を全うする刻、かの地に鳴り渡るのは──幽寂なる調べ。


色々と「鈴の雫」の話をちらちらと聞いてて、ヌシの話だということは知っています。
人間でありながら、ヌシとして生まれてしまった人のお話。

人でもなく、間に生まれてしまったからこその苦しみ。
ヌシの話は重い話ばかりだ。
ギンコさんとのかかわりのお話っぽいからなぁ

ネタバレを見ないようにしているものの、気になって見ちゃう時もある。
知っているのはヌシとギンコのお話だということ。
結末は知らないので、楽しみにしているんですけど…ここの地域で放映するかな…。

なかったら、なかったらでDVDとかを買うしかない。
そうじゃなきゃ、見れません!
静岡で放映しますように…。

願って、映画楽しみにしております!

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「鈴の雫」が特別編として2015年初夏に劇場にて上映決定! 蟲師 続章

此花(このはな)です。

今回は、蟲師 続章の「鈴の雫」が劇場にて上映が決定したということで、それについて書いていきたいと思います

こちらをご覧ください。


蟲師 続章の「鈴の雫」が劇場上映決定しました!
ぱちぱち。
とは言っても、それだけ情報が公開されていないのであんまり情報提供が出来ないのですがね。

2015年初夏に劇場上映が決定するというのみ、公式サイトに載っています。
公式サイトはこちらです。
http://www.mushishi-anime.com/news/#news32920

鈴の雫という作品は原作を読んでないのですが、原作の最終話のようです。
そして、前にやった「棘のみち」の同じように、前編と後編に分かれてる話です。
1時間くらいのスペシャルで特別編はやったので、「鈴の雫」もそのくらいなのかなって思ってたのですが…。

劇場上映になると、少し余裕ができるから1時間以上の作品になるのだろうか。
劇場アニメになると、もっとクオリティが増すのだろうね。
わくわくするなぁ。


蟲師ももう終わってしまうのが、寂しいですね。
「鈴の雫」だけは、初夏まで待たなくてはいけませんが。
原作もちゃんと買おうとは思いますが、まだ買えないですね、おそらく。

欲しいものが多すぎるんですよね…ハマるアニメの原作漫画全ては買えませんし。
少なくも優先順位をつけてなくちゃいけない。
全巻そろっているの、あんまりなくて結構中途半端です。


巻数があると、買う気が失せる気持ちは分かりますけど、
アニメ化前にハマったりすると、買わなきゃ続き知れないじゃないですか。
そういうのが一番上に来るんですよ、買う優先順位。

大好きでアニメ化してない作品なんて、あんまりないんですけどね。
雑誌めったに買わないんで。月刊ならまだ買うけど。
知るのがアニメの場合が大半ですね、個人的には。

劇場上映するのはまだ先ですが、
蟲師「鈴の雫」楽しみしております。

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此花(このはな)です。

今回は、蟲師 続章の第20話(最終話)「常の樹(とこしえのき)」の感想を書いていきたいと思います

20話は、植物の記憶を持つ蟲の話でした。
この話は悲しいお話が続いていたので、ちょっとほっとしました。
いい話で終わってよかったです。

さて、詳しい内容にいきましょうか!


一人の男が旅の途中で一本の大木で一休みをした。
その樹の側で、男はすもものような実を見つける。
旅の途中だった男は、その実を食料として、食べるのだった。

その男は故郷の里で家族を尋ねる。
男はかんたと言った。かんたは大工をしており、知らない土地で働くのが好きだった。
妻はそんなかんたの旅を少しだけ不満でいた。

かんたには娘がおり、その娘は父がいない時にさびしがっていたためだ。
それでも、かんたは
「知らない土地を腕一本で渡っていくのが面白い」
と言って、旅をするのをやめなかった。

娘にはよく知らない土地の話をしていた。
かんたも家を空けるのを心苦しかったためだ。
それでもこの生きがいは譲れなかった。

かんたはある夢を見る。
まるで、大きな木の目線のような、ずっと永い時を歩んでいるような記憶。
その目線はかんたにとって見覚えがあるもので…。

ある時、団子屋で白い髪の男に出会う。
旅の途中で同じように休んでいたようで、その男を見て思い出す。
昔、白い男に出会った事があると。

白い髪の男はかんたに対して、かんたには会ったことがないと言うが、かんたは続けた。
列をなして、小さい頃の白い髪の男が歩いており、その先頭には老人がいたと。
その話に白い髪の男は訝しむんだ様子。

その態度に慌ててかんたは
「でたらめ言ってんじゃねぇ。…急に思い出したんだ…」
そう訴えた。それでも、男は行ってしまった。

かんたはその夢の場所がどこなのか?を捜し歩いていた。
またカンタは夢を見る、大木の記憶を。
今度は里が出来ていく様子を見せてくれていた。

その様子でかんたは気が付く。
それはかんたの故郷の里だったのだ。
「これで謎が解ける」
とかんたは夢の大木を探す。

すると、その場所には大きな木の切り株があった。
驚くかんた。
その大木の切り株に腰を下ろした。

少し時が経ち、里へと帰ろうか思ったとき、それは起こった。
切り株におろした足が抜けないのだ。
「おい! 誰かいないか!」

その声に惹かれてか、一人の男が現れた。
それは以前会った白い髪の男。
「助けてくれ。足が・・・」
その足はまるで樹のように固くなっていた。

「遅かったか・・・」
そう言った男。
村人を呼び、かんたは助け出され、家に戻った。

その白い髪の男は、ギンコと言った。
「おまえさんに会った後、ふと思い当たる事があってな」
そう話しだし、ギンコの話によると、それは覚木(さとりぎ)という蟲が原因らしい。

「一人の人が知り得るはずもない、ある一定の場所のはるか昔の出来事をまるで、
 その目で見てきたかのような、つぶさに語る者がいる」
ギンコはかんたに対し、すもものような赤い実を先ごろ食ったはずだ、とそう断定した。

その言葉にうなづくかんた。
「それは覚木(さとりぎ)という蟲だ。木の内部に宿り、養分を得るものだが、木の本体が危機に陥ると赤い花のようなものをつけ、やがてひとつの実に姿を変えて木から離れる。その実には木の記憶が封じ込められている。そして、獣や鳥に食われると、その体内に巣食い、宿主が木に近づくのを待つ。
宿主が長い間、木に触れていると木と融合し動けなくさせ、やがて完全に木と同化させてしまう」

その話にかんたは、治す方法をギンコに求めた。
「治す術はみつかっていない」
そう答えたギンコにかんたは提案した。

宿主が死ぬフリをすればいいんじゃないか?と。
すると、ギンコはたとえ、赤い花がつけることがあっても、実をつけることはない、とそう言った。
覚木(さとりぎ)という蟲は、本当の危機とそれ以外の危機を見極めることが出来るらしい。それはおそらく、それを見極めるために木の膨大の記憶を利用する。

その言葉に動揺するかんた。
そんな姿にかんたの母はおまえが生きてくれるだけで嬉しいよ、とかんたを慰める。
家族みんなで助けるから・・・とそう言うと、かんたは言った

「冗談じゃねぇ! 皆の世話になっていくなんてまっぴらだ」
ギンコに救いを求めた。
そんなかんたの様子にギンコはその夜、知り合いなどに覚木(さとりぎ)の情報を求める手紙を出した。

ギンコは切られてしまったあの木の思い出を思い出していた。
それはまだ、ギンコがワタリの集団にいた頃の話だ。
あの大木の下で、ワタリの長老はその大木のことを話しはじめる。

「この木は1000年もここに立ち続けているという」
長老が話を始めると、ギンコの隣にいたイサザが眠りこけていた。
その様子を注意すると、イサザは何度も聞いている話だからと反論した。

「何でも聞け。忘れぬように。
 おまえもいずれ、若いワタリに言い伝えるようにな」
イサザに言い聞かせる。

「この木はもう、長いこと覚木(さとりぎ)が住んどる。そいつが長い間で二度ほど花をつけたことがあるという。これがその花じゃ。一度目に咲いたのは550年ほど昔、この地に大地震があった時、地が割れ根から倒れそうになったが、なんとか生き延びたという。2度目は170年程前、この木に雷が落ち傷を負った。
 しかし、近くの里の者たちが懸命にその傷を治し、再びこの木は生き永らえた」

長老は下にある里を指を指した。
「ほらあそこに見える里だ。あの里の者らがここに来たのは300年程前、山を開くのにこの木を切ろうとしたら、どうやっても切れなかった。それで人々はこの木を畏れ、やがて神木と祭り大事にしたのだという。
 ここは光脈筋だ。長く生きた木は特殊な力を持つ。人の力が及ばんこともある」

「わしも子どもの頃から色んな巨木を見てきたが、これほど大きく見える木はそうはない。
 だが、この木をおとずれる里の者の姿が減った。そいつは少々、気にかかる」
少し心配そうに長老は言った。

そんな記憶を思い出しながら、ギンコはあの木の元へと訪れた。
すると、かんたの母がその切り株に祈っていた。
「かつては神木だったそうですね」
ギンコは声をかける。

ギンコが木を切られた理由を問うと、母は15年前のことを話しはじめた。
「皆、怯えていたんです。このままでは里が終わりだと…」

あれは15年ほど前、当時里の大半の者が杣人(そまびと)として、木を育て、売る事を生業にしていました。
そんな時、大規模な山火事が起こった。里はお金を得るすべを無くし、あの神木と言われていた杉の大木を材木屋が大金で買いたいと里に持ちかけてきていた。里の一部の反対があったものの、その木を切りにいった。

里の者たちでその木の元へ行くと、杉の大木は赤い花が一斉に咲きほこっていた。
木が怒っているんだとそう言いあう里の者たち。
それでも一人の里の者が、その大木に斧を入れた。

すると、斧は木にすんなりと入り、それを見て、
一斉に里の者たちが大木に斧を入れていってしまった。
そうして、大木が倒された。そこから、光酒が流れ出す。

「その木は里全体がしばし暮らせるほどの額で売れました。そして焼けた山も不思議な速さで甦っていきました。当時、幼かったかんたが無事に育ったのはこの木のおかげなんです。ああしなければ、今の里がなかったでしょう。
 でも、あの時あの木は怒っていたのでしょうね。これは報いなんでしょうか・・・」
涙を流す母にギンコは言った。

「草木は怒ったりしませんよ。でも、何も感じないわけでも何もしないわけでもない。ある種の木は害虫が大量に沸くと、その葉から毒を出して、自分の身を守る。草木は自ら動けない。だが、その分周囲の変化を敏感に感じ取り、時にそれに応じて自らを変える術を持つ。その木には人や斧を寄せ付けないほどの力がある。それがなぜ、その時は切れたのか」

「それはその木が自らその身を切られるように変化させたせいのなのかもしれない。
 傷ついた山全体の為に」
ギンコの言葉に母は驚いた。木がそんなことを・・・。

「もし、そうだとしたら私たちは本当に
 大事なものをなくしてしまったんだわ」
母はそうつぶやいた。

ギンコはかんたにある薬を渡す。
それで治るのか!とそう聞くかんただが、その薬は蟲の成長を抑えるもので、
根本的に治すものではないという。

ギンコもギンコで色々とふみなど出して、情報を集めたが、
良い返事のものはなかったと、かんたに伝える。
今後とも調査は続けるつもりで、何かあったらここにふみをくれと言って、
ギンコはその里から去った。

かんたはずっと里に住むようになり、
娘の双葉にも旅の話ができなくなっていった。
「(あの木のせいで、何でおれがこんな目に…
 とうに切られた木のくせに、なぜいつまでも俺に居座り続ける)」

そんなことを思っていると、木のようになった足から赤い花が咲いた。
すぐにギンコへとふみをやり、呼び寄せた。
ギンコが里にやってきた頃には、足のそこらじゅうに赤い花が咲いていた。

身体の調子を聞くギンコだが、かんたの体調は悪くない。
「なら、何か起こる前兆だ。あんたの身に危険が及ぶ何か」

その日の夜、かんたは目を覚ました。
「(なんだろう…。この気配、草木を騒いでいる。この気配は知っている。遙か、はるか昔に一度・・・。
 思い出せ、思い出せ。あの時、何が起こった?)」

その後、里全体の者をかんたは呼び出した。
安全な場所へとギンコに背負われ、かんたは里の者を移動させる。
その日の夜、里に大地震が襲った。

里の家屋は押しつぶされ、里は壊滅していた。
地震後、危機が去ったのが分かるのように赤い花が消えた。

里の者たちは家屋の再建を始める。
かんたの呼びかけで、里の者全員が助かっており、里の者はかんたの話をしていた。
かんたがあの15年前に切った大木に取り憑かれ、それ以来はるか昔のことが分かるようになったと。
「わしらはまたあの大杉に助けられたのかもしれんな」

そんな所へかんたが様子を見にやってくる。
木のようになった足のため、大工仕事が出来ないことを謝っていた。
「気にするな、命の恩人なんだからよ」

「あの大杉を切ってしまった事は今でもみな、古傷のように残ってんだ。受けた恩ももう返せない。
だから、おまえにかえさせてくれ。困ったことがあったら、里の皆で助ける。
 またあの木が教えてくれることがあったら、わしらにも教えてくれ」
その言葉に少し驚いたような表情するかんた。

気の遠くなるような永い、永い、永い時間。この地には一本の木が立っていた。
深く深く、根をおろし、高く高く、広く枝をはり、この地に生まれては消える者たちの移ろいを、変わらず、
静かに、見下ろしていた。

松葉づえを使い、娘の双葉に声をかけるかんた。
「おーい、双葉。こっちにおいで。一本の木の話をしようか。
 ずっとずぅーとこの山に立っていた大きな木の、話しても話しても終わらない話だ」


今回は、大地震を予知し、里を救うという結末でいい方向で終わりました。
あの大木は、確か550年前に大地震を経験していたんでしたね。
その前兆を大木が覚えており、それをかんたに与えたのが里を助けることになりました。

前回も前々回も少ししこり残る終わり方をしたので、今回はどうかな?って思っていたのですが、
良い結末になって嬉しいです。まぁ、どっちになっても自然ですけどね、蟲師の結末は。

結果的には、奥さんが望んでいた里に留まる生活になったんだなって思います。
それは必然だったのでしょうか? それも運なのでしょうか?
どちらになるかはわかるはずもありませんが、まぁいい結末になってほっとしてます。


その大木はずっと里を救ってきたんですね。
雷に落ちた時、里の者がその大木を助けたという話がありますから、その恩返しなんでしょうか?
断定はできませんが、でもそうだったらいいなって思います。

毎回詳しい内容を自分で組み立てて書いてます。
間違ってたら、申し訳ありません。
というのを入れようと考えていたのですが、最終回まで忘れていました(笑)
書くたびに忘れるんですよね。

そうそう、蟲師の最後の話「銀の雫」が劇場上映することが
 最後にお知らせとして終わりました。
特別編でやるのかなって思ったら、まさかの映画化で驚いてます。

まぁ、また記事に書こうと思うので、その時はどうぞよろしく。

声優情報
幹太(かんた) 辻本耕志
幹太の母   清野佳津美

幹太の妻   雪乃さやか
ふたば    秋葉月花
 
ワタリの長老 羽佐間道夫
イサザ(少年) 小清水亜美


今回、声優さん多いな…。
またイサザが出てましたね。
今度は少年の頃の声優さんでした。

調べたら、俳優さんや女優さんばかりだぁ…。
ベテランの声優さんもいた。
知らない声優さんばかりである。

劇場版楽しみにしてます。
映画という形なのか、よく分からないですけど。

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それは、ただ、其処に在った。悠久の刻を重ねるが侭に、見渡すが侭に。あらすじ&場面カット公開! 第20話「常の樹(とこしえのき)」 蟲師 続章

此花(このはな)です。

今回は、蟲師 続章の第20話「常の樹(とこしえのき)」のあらすじ&場面カットが公開されたので、それについて書いていきたいと思います。

ではさっそく、あらすじからいきましょうか!

第20話「常の樹(とこしえのき)」
あらすじ
それは、ただ、其処に在った。悠久の刻を重ねるが侭に、見渡すが侭に。
やがてヒトは想いを重ね、その歩みを共にする──未だ知らぬ日々へと。


公式サイトはこちら
http://www.mushishi-anime.com/story/

昔からそこにあった樹の話なんでしょうか?
ただ、其処に在った、ということはずっと見守ってきたという感じですが。
その樹の側に暮らしているヒトがいたとか?

うーん、このあらすじ原作しらないと解らないや。
話を見て、分かるあらすじなんだろうと思います。
だって、蟲師の話を見終わって、あらすじを読むと納得しますもん。


あぁ、こういう意味だったんだなって。
そろそろ蟲師も終わるんでしょうか?蟲師は最終話とか書かないので、分からない。
もう一話あるんだろうか。

調べてきたら後一話あった。
でも、前編と後編の2話だったけどね。

さて、私がブログに書いてる中で、「曇天に笑う」や「繰繰れ!コックリさん」も最終回を迎えようしています。
蟲師でどこまでやってくれるかな?
「棘のみち」みたいにスペシャルをやる手もあるけど。

この時期、1週間くらいアニメやりませんからね。
ほとんどのテレビ局は特番ですし。
東京系列のテレビ局がない静岡は、一週遅れで見るからまぁ、いいですけど…。

蟲師みたい同時にやってくれるアニメもありますけどね。
BS11のテレビ局には感謝してます。
あれが無かったら、私の見るアニメは全滅しますよ(笑)

ここまで読んでくれてありがとうございました。
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遺体に生える蟲が現した本当の真実と負の連鎖。第19話「泥の草」 感想 蟲師 続章

此花(このはな)です。

今回は、蟲師続章の第19話「泥の草」の感想を書いていきたいと思います。

19話は死体に憑くという蟲の話でした。
これは重いお話で、負が連鎖した瞬間に悲しさを感じました。

さて、本編の詳しい内容いきましょうか!


娘が消えた。
村中で探し回り見つかったのは、山の中。
しかし、身体はなく、残っていたのは着物だけだった。

一緒に探していた村人たちは口をそろえて言った。
山に盗られたのだと。

ギンコは旅の途中、里へと立ち寄る。
そこでは妙な病が蔓延しており、村人たちは困っていた。
そのため、ギンコは村人たちの診察をすることになったのだった。

村人の足にはイボのようなものが生えていて、そのせいか動きにくくなっているのだという。
村人の間では、「死が移った」のだと噂されていた。
その話を詳しく聞くと、四日前人が亡くなったのだという。

この里では人が亡くなると、山へと遺体を運ぶ。そして、その後七日間は山に入ってはいけない決まり。
昔の言い伝えで、その七日間に山に入った村人がおり、そこからイボのようなものが出来る病が
流行ったという伝えられているという。

その話からギンコはこれは「むくろそう」という蟲が関係していることに気付く。
「むくろそう」は動物の躯を骨まで分解して泥状にする蟲で、その泥に踏まれることで古株を広げ、
それを踏んだ寄生体に寄生していく。

ギンコはその場で薬を作り、イボに薬を塗る。
すると、そのイボがとれ、村人が感じていた足のしびれが無くなった。
喜ぶ村人たち。

里から「むくろそう」を排除するためにその「むくろそう」を探すギンコ。
道に「むくろそう」が生えているのを発見し、塩をかけた。
瞬時に死滅する「むくろそう」

すると、後ろから声をかけられた。
ギンコが振り向くと、一人の少年がおり、少年の足には「むくろそう」の芽が生えていた。
「おまえさんも薬がいるのか?」

少年はそれには答えずに
「おじさんを見てあげて」
とお願いされた。

少年に案内されたギンコは、少年のおじを診察することになる。
叔父の足には芽ではなく、草自体がたくさん生えていた。
「いくら抜いても、生えてくるんだ。抜くと手にまで…」

さっそく、ギンコが作った薬を塗るが、おじの「むくろそう」には効かなかった。
「山に入ったのはあんたか?」
そう聞くと、おじはうなづいた。

四日前に亡くなったのはそのおじの弟だという。少年の父親だった。
その供養に行くために、山に入ったらしい。

「なぜ掟を破ってまで?」
と聞くと、おじは言い伝えは嘘だと思っていたという。
10年前におじの娘が消え、探したところ衣だけが見つかった。

「皆、山に盗られたのだと言った。だが思えば、
 山に入っても誰も病にはならなかった。だから大丈夫だと」

弟の躯が山に還っていくところを見たのか?
という質問におじはうなづいた。

弟が死んだ時、少年は泣いていた。
「父さんに会いたいよ」
泣きながら訴える少年におじは「もう一度お別れを言いにいくか」と言って
少年と共に山に入った。

弟の躯は草だらけになっており、躯は真っ黒になっていた。
少年はその姿に怒って、草を抜いた。

それが落ち着くと、
「父さん…。もう、山の一部になったんだ。この草、父さんの分を生きてるんだ」
そうつぶやいて、ゆっくりとその草に触った。

「さぁ、もう戻ろう」
おじは声をかける。それでも動かない少年に
「一人になってしまったな。おまえ、うちの子どもになるか?
 おじさんを父さんの代わりだと思ってくれ。なぁ、さぁ帰ろう」
そう言った。その時に泥を踏んでしまった。

「それ以来、草の芽が生えてきて、日に日に育っている」
おじの話に疑問をもつギンコ。
「(山で偶然に泥の躯を踏み、病になる例は割とある。だが、どれも薬で難なく治っている。何が違う? 躯と血縁があるということか? いや、なら甥も条件は同じ。何か原因はほかにある。故意に躯のある場所へ行き、泥を踏んだ)」

「(供養しに行ったものの足に泥…)弟さんはどんななくなり方を?」
ギンコがそう聞くと、おじは少年を部屋から出した。
「そうすけ、お前は外へいっておいで」

おじの話では、弟はかげから落ち、打ち所が悪かったらしく、見つかった時にはもう…ダメだったという。
弟は叔父を慕ってくれていた。特別仲の良いきょうだいだったから、辛かったという話すおじ。

ギンコはそうすけといった少年の元へいた。
「おまえさんも薬塗っとくか?」
聞くが、そうすけは「おれはいいよ」と断る。

「この草、父さんの代わりに生えてきたんだ」
そういうそうすけにギンコは
「でも、辛いだろ。親父さんもおまえさんを苦しめたくないんじゃねぇか?」
そう言った。

それでも気が進まなそうな表情にギンコは薬をおじさんの所へと預けとくから、
その気になったら使うと良いとこうも言った。
続けて、そうすけに質問をする。

「親父さんと親父さんはどんな兄弟だった?」
そうすけは、
「父親はおじさんのこと大好きだったよ。小さい頃はおじさんとの思い出話をしてくれた。
 でも、何年か前から、あまりおじさんのこと、話さなくなった」
そう話してくれた。

一方、そうすけの叔父はあることを思い出していた。
「兄さん、話したいことが…」
そう切り出す弟。
「なんだ?しのぶ。思いつめた顔をして、何でも言えよ」
そう笑顔で話す叔父。

叔父は一人、血を流した人を背負う。そして、追想する。
「兄さん…すまない!ゆりは…おれが死なせてしまったんだ!」
膝をついて謝る弟・しのぶ。

「ゆりがいるとはしらずに伊車(いぐるま)の下敷きに…。兄さん、言えなくて・・・そうの山へ。
 すまない!兄さん、すまない!」
泣きながら謝る

「子を持って、あの子を見る度苦しくて…
 どうして…こんなことを…」
その頭上から怒りにそまった叔父が石を振り下ろす。
そして、崖から弟の遺体を落とした。

その日の夜、叔父は弟の夢を見る
「兄さん…すまない…すまない」
その言葉に飛び起きる叔父。
「もういい…もういい! おまえは死んだんだ」
その後、あの草だらけになった弟・しのぶを見た。

叔父は草だらけになった足を見て、言った
「おまえ…まだ生きてるのか?」

そうすけは父さんとの記憶を思い出していた。
「なぁ、そうすけ。父さんは昔、ある人に酷いことをしてしまったんだ」
そう言って、そうすけの頭を撫でる父。

「もしも、父さんに何かあっても、おまえは誰も恨んだりしないでくれ。なぁに、この里のものはいつの日にか
 山に還るんだ。何も心配することはない」
自分の手を見つめながら、父の言葉を思い出すそうすけ。

次の日、ギンコは叔父の元に来ていた。
「ひとつ考えが浮かびましてね。
 まぁ、試しに聞いてみてください」
2人の会話をこっそり聞くそうすけ。

「その足に生えているのは、「むくろそう」という蟲だ。普段は泥状のものだが、生き物の死臭に反応し、死骸から芽を出す。その芽を踏むと、寄生されるが、生きたものから芽を出しても育つことはない。
 だが、あんたは躯を同じ反応をしている。あんたの身体に死臭が染みついていると考えると、筋が通る」

「一体、何のことを言っている?」
ギンコの言葉に動揺する叔父

「それを追求するつもりはない。この考えが正しければ、わずかな死臭を残さぬよう、洗い清めれば
 薬も効くようになるはずだ。心当たりがあるなら、試してみるといい。おれが口を出すのはここまでだ」
そう言って、ギンコは去った。

叔父は身体を清めるために川に来ていた。
動かなくなった足をゆっくりと動かしながら。

すると、そこにそうすけが現れる
「父さんを殺したの?」
その一言に何を言ってるんだ?と動揺しながら、返す叔父。

そうすけはさっきのギンコさんの話を聞いていたと話す。
それを聞いた叔父の目の光が消えた。
「そのことを誰かに言ったか?」
それを否定するそうすけ。

「オレ、誰にも言わないよ」
ゆっくりと近づいてくる叔父にそうすけは後ろに下がる
「父さんは誰も恨むなって言ったから。おじさんは俺にやさしくしてくれたから!
  なのにどうして…?」
涙がこぼれるそうすけ

「そんなこと、してしまったの?」
そうすけの問いに叔父はこう答えた
「怒りだよ。どうしようもなくなってな」

「もし、あの時堪えられたとしても、どの道いつか…こうなってただろうよ。
 おまえだって、いつかは俺を・・」
そう言って、そうすけの肩を掴んだ叔父。

思わず叔父の手を払うそうすけ。その瞬間、叔父が川に落ちた。
助けを求める叔父にそうすけは呆然として、何も動けない
その間に叔父は水に消えてしまった。

一人、旅をするギンコ。
川岸でむくろそうが生えている所を発見した。
「山へも還れなかったのか…」
そうそこにあった遺体に向かって言うのだった。


負の連鎖というか…因果応報というべき?
悲しい話でしたね。

最後の草介(そうすけ)くんが「誰も恨んじゃいけない」と言っていましたが、叔父が川に落ちた瞬間、
助けなかったことが意味するものは、一瞬叔父を助けることを躊躇した証なのでしょう。
言葉で言っていても、身体が動かなかった。


父が言っていた言葉を懸命に守ろうしたけど、まだ時間が必要だった。
そんな簡単に飲み込めませんよね、父の意志を。
自分の父を殺した相手をそう簡単に許せるものではないですし。

叔父も叔父ですが。
自分も怒りで弟を殺してしまったから、その甥も自分のように殺すはずだと思っている。
そうすけを殺そうとしたから、川に落ちてしまったようなものです。

連鎖って続くんだなぁって、悲しいですね。
復讐の連鎖ですかね。
そうすけはどうするんでしょうね、この先。

殺してしまったようなものですし、
その重みを抱えて生きていくんでしょうね。

声優さんはこちら
草介(そうすけ) 古賀 瑠(こが るいと)
シゲル      矢部雅史
シノブ      塚本 淳也


!?ウィキペディアに載ってなかったので、調べていたら、古賀さんという子役さん、
 ブレイク間違いなしって書かれてんだけど、何これ?
子どもの役は子どもにやらせるというのが、蟲師のモットーらしいので、子役出てきてもほぼ知らない。

そういえば、もうすぐ終わるのか、蟲師も。
CMの登場するキャラが全部、登場人物なのは分かってたけど、話を見てから気づくんだよな。
原作読んでないから。

ここまで読んでくれてありがとうございました。
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初めまして、此花(このはな)です。
年齢は19歳。今年で20歳 今は就職活動中
静岡県民です
妖怪や神様などが大好きです。そのせいか、そういうアニメを見ることが多い。
今は、アニメばっか見てます。
後、ボカロ系統大好きです。
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